最近目にした言葉で、私の思考が止まった瞬間がある。
・・・等身大・・・


すごく考えさせられるというか、
すごく羨ましいというか。
言葉が見当たらない。


私はイギリスで紅茶に出会いました。
友人と過ごす午後のひと時は、とても楽しく
幸せで、私の心を満たしていました。


でもそれは、豪華や上品というものではなく、
普通にティールームで、
普通に店のおじちゃん、おばちゃんが淹れてくれて、
笑顔でスコーンと一緒に運んできてくれて・・・
そんな、普通の紅茶でした。


イギリスから帰国して紅茶を本格的に勉強するにあたり、
私がイギリスで過ごしてきた時間とは
違う空気が流れている事に気づきました。


☆セレブ感☆
紅茶はお紅茶と呼ばれ、
豪華なお皿やティーポット、テーブルクロスなどなど
私の生活には存在しないアイテム達。


決してセレブが駄目なのではなく、
ただそれは、私の世界とは違っていたのです。


日本人にとって、まだ紅茶は普段の飲み物というよりも
なんとなくピンと背筋を伸ばしたような
豪華なイメージなのかもしれません。


ここ何年も私は、このスタイルに添うように
背伸びをしてきました。
でも、この辺で、等身大に戻ってもいいのではないかと
最近思うのです。


通常紅茶の先生と言えば、どこか上品で、
どこかセレブ感が漂っていらっしゃって、
そういう先生方に、何度もお会いして、
私もそうありたいと思っていましたが、
そろそろ、自分に戻ろうと思います。


これからは、家で飲む普通の紅茶をもっと楽しく、
もっと美味しく。そんな紅茶をこれから、
ご提案していければと思います。